AI にコードを書いてもらった——Claude CodeChatGPT / Codex に頼んで、手元でサイトやアプリが動く状態になった。

AIに作ってもらったサイトを、みんなに見せるにはどうする? デプロイという最後の一歩
図1:AIに作らせたサイト、みんなに見せるにはどうする?

でも、この手元で動いてるやつを “みんなが URL で見られる状態” にするには、あと一歩必要。それが デプロイ

デプロイしました!」「今デプロイ中」——AI とやり取りしてると出てくるこの言葉、なんとなく “世に出す” 感はあるけど、何をしてるのかはモヤっとしがち。今回はその正体を、YouTube に動画をアップする たとえでふんわり見ていきます。

デプロイってなに?

ざっくり言うと、デプロイは 「作ったものを、みんなが見られる場所にアップする」 作業です。

YouTubeに動画をアップロードするように、開発したコードを本番サーバーにアップする
図2:手元で編集した動画を YouTube にアップ——コードも同じイメージ

イメージは YouTube に動画をアップする 感じ。

  • 手元で動画を撮影・編集する(=手元でコードを書く/AIに書いてもらう)
  • YouTube にアップロード(=デプロイ
  • みんなが URL で見られる状態になる(=サイトが世に出る)

動画は編集して書き出しただけでは、まだ誰も見られません。YouTube にアップして “公開” にして、初めてみんなが見られる。この “アップして公開する” 工程がデプロイです。

→ 「デプロイしました」=「アップして公開しました=みんな見られる状態になりました」の合図。

デプロイの3ステップ

デプロイは、大まかに 3つの段階 で進みます。YouTube でいうと:

デプロイの3ステップ:ビルド→転送→切替。YouTubeの書き出し→アップロード→公開と対応
図3:ビルド → 転送 → 切替、の3ステップ(YouTubeの書き出し → アップ → 公開と同じ流れ)
  • ① ビルド:バラバラの材料(コード)を、本番で動く形にまとめる(=動画を書き出す)
  • ② 転送:まとめたものを 本番サーバーに送る(=YouTubeにアップロード)
  • ③ 切替:新しい方を 見えるように切り替える(=「公開」設定にして、みんなが見られる状態にする)

サービスや道具によって細かい違いはありますが、この3つの流れはだいたい共通です。

→ 大事なのは、ビルドしただけ・転送しただけでは、まだ世に出てないこと。YouTube でいう “限定公開” の状態です。

「公開」ボタンを押した瞬間に、初めてみんなが見られるようになる。デプロイもそれと同じ感覚です。

手動デプロイと自動デプロイ

デプロイのやり方には、大きく 手動自動 の2種類あります。

手動デプロイと自動デプロイの違い。手動は自分でサーバーに送る、自動はGitHubにpushしただけで自動的に本番へ
図4:手動:自分でサーバーへ/自動:git push だけで本番へ
  • 手動デプロイ:自分で サーバーにログインしてファイルを置く。細かく制御できるけど、手順を間違えると事故る
  • 自動デプロイGitHub にコードを push すると、自動でビルド → 本番反映まで走る。GitHub Actions などの仕組みが担当

今は自動デプロイが主流です。手動の “うっかり事故” が減るし、誰がやっても同じ結果になる。「開発したら勝手に本番へ」の世界。

→ このサイト(ふんわりIT図解)も、記事を書いて GitHub に push するだけで自動反映される仕組みです。手動で「サーバーに送って…」なんて作業はゼロ。

AI にコードを書いてもらう時代、自動デプロイと組み合わせると “書けたら勝手に世に出る” 流れが作れます。

どこにデプロイする?

デプロイ先は、昔は「自前のサーバーを借りて…」が普通でしたが、いまは 簡単に置ける専門サービス がたくさんあります。

代表的なデプロイ先サービス。Cloudflare Workers・Vercel・Netlify・Renderなど
図5:今のデプロイ先は、専門サービスがたくさん選べる

代表的なサービスたち:

  • Cloudflare Workers:世界中に配信、無料枠も大きい
  • Vercel:Next.js(Reactのフレームワーク)と相性抜群
  • Netlify:静的サイトが得意な老舗
  • 他にも AWS など大手クラウドがあるけど、個人が最初に触るのは上の3つあたり

昔と比べて、個人でも数分で公開できる時代になってます。AI に作ってもらったコードを、そのまま画面ぽちぽちで公開——これが現実的にできる時代です。

→ ちなみに、このサイトは Cloudflare Workers にデプロイしてます。

執筆こぼれ話:語源

「デプロイ(deploy)」の語源は、実は軍事用語で「部隊を配置・展開する」から。ITでは「作ったものを本番環境に配置する」の意味で使われます。「組み立てる(ビルド)」と「配置する(デプロイ)」は本来別工程で、さらに "配置する(deploy)" と "ユーザーに見せる(release)" も厳密には別モノ。大規模サービスでは、この2つを分けて運用してます🪶

まとめ

デプロイのすべて、これ1枚で
図6:デプロイのすべて、これ1枚で

ふんわり理解チェック

  • デプロイ=作ったサイトやアプリを、みんなが使える場所(本番サーバー)に置く作業
  • 大きな流れは「ビルド → 転送 → 切替」の3ステップ
  • いまの主流は自動デプロイ(GitHub Actions などで push → 本番反映)
  • デプロイ先は Cloudflare / Vercel / Netlify など、専門サービスから選べる時代

「デプロイ」は身構えると難しく聞こえますが、要は YouTube に動画をアップして “公開” ボタンを押す のと同じ感覚。作っただけでは届かない、“世に出す最後の一歩” です🌱

(もっと踏み込むなら サーバーってなに?GitHubってなに?AIエージェントってなに? の記事も。デプロイ先の “サーバー”、コードを送る “GitHub”、そして AI 側との関係が分かると、全体像がくっきりします)