「なんか 最近 Mac が熱い」「ファンがずっと回ってる」——ネットを見たり文章を書いたりしてるだけで、そんなに重い作業してるつもりないのに。

Macが熱い・ファンがうるさい・原因が分からず困っている様子
図1:触ると熱い、ファンもうるさい。でも心当たりがない

先日の夜、まさにこの状態に遭遇。原因を探ってみたら、終了したはずのアプリが裏で動き続けていた——という実話です。

その日やろうとしてたこと

その日は、夜遅くに記事を書きながら、ちょっとした調べ物をしてただけ

ブラウザとメモアプリを開いていた程度で、動画編集みたいな重い作業でもない。

なのに、Macの裏側が熱い状態が続いていて、ファンが鳴りっぱなし

最初は「気のせいかな」と流してたけど、さすがに調べることに。

アクティビティモニタで見てみたら

思い当たる節がないので、アクティビティモニタ(Macに標準で入ってる、動いてるアプリの一覧ツール)を開いてみることに。⌘ + Space で検索窓を出して「アクテ」と打って Enter。

アクティビティモニタでCPU使用率順に並べたら、終了したはずのアプリのプロセスが上位に3行並んでる
図2:「CPU」タブで「%CPU」の文字をクリック→Macを一番使ってる順に並ぶ

「CPU」タブに切替(CPU はMacの脳みそ)→一番上の「%CPU」って文字をクリックすると、Macを一番使ってるアプリが上から並びます(各行は “プロセス” と呼ばれる、動いてるアプリ1つ1つの単位)。

一番上を見て、目が止まりました。

  • 上位に Codex の名前(OpenAI の AI エージェント)
  • しかも Codex、Codex、Codex……同じ名前が3行。合計 CPU 数十%

「あれ? Codex ってさっき ⌘ + Q で終了したよね?

思わずウィンドウを探したけど、閉じてる。Dock(画面下のアイコン並び)にもない。なのに、裏では動いてた

原因は “仮住まいのアプリ” にあった

気になって「mac アプリ 終了したのに 動き続ける」で検索したら、原因は思ったより単純でした。

そういえば Codex を入れた時のアイコン、Finderの左メニューにずっと残ってたな…… あれです。

本拠地に引っ越したアプリと仮住まいのアプリで挙動が違う。仮住まいは書き込みできない場所にあり、閉じても空回りしてCPUを食い続けることがある
図3:「本拠地に住んでるアプリ」と「仮住まいのまま使ってるアプリ」で、閉じた時の挙動が違う

Mac のアプリは本来、「アプリケーション」フォルダ(=本拠地)にコピーしてから使うもの。ダウンロードして開くと「アプリのアイコン」と「アプリケーションフォルダ」が並んだ画面が出るので、そこで右にドラッグ=引っ越し完了。

わたしはこの画面のアイコンをそのままダブルクリックして使い続けてた。本拠地に引っ越しさせず、“仮住まい” のまま動かしてた状態です。

こういう使い方だと、閉じても ⌘ + Q しても、“仮の場所” 自体は残ります

しかも仮の場所は “書き込みできない” 場所。アプリが自動アップデートやキャッシュ保存をしようとしても、書けない。

書けないと、“失敗しては再試行”を繰り返して CPU を食い続けることがある。今回はこれが起きてたようです

→ 犯人は “Codex” だけど、根っこは “仮住まい” のまま使ってたこと。“それだけ?” と拍子抜けする単純さでした。

それ以来、自分がやってる手順

あれ以来、Mac が熱くなった時にやってる手順はこう。あの夜と同じで、まずアクティビティモニタから開く

発熱の犯人探し3ステップと、アプリを本拠地に引っ越しさせて仮の場所を片付ける再発防止手順
図4:犯人を見つける3ステップと、アプリを "本拠地" に引っ越しさせる再発防止

犯人探し 3ステップ

  1. アクティビティモニタを開く⌘ + Space → 「アクティビティモニタ」→ Enter)
  2. 「CPU」タブ → 「%CPU」の文字をクリック(上ほど CPU を食べてる順)
  3. 上位で見覚えのないもの/終了したはずのものを選んで、左上の停止ボタン(八角形の中に×)→ 終了(止まらない時だけ強制終了)

再発防止:アプリを “本拠地” に引っ越しさせる

  • 新しいアプリを開いたら、「アプリのアイコン」を「アプリケーション」フォルダのアイコンにドラッグ(本拠地にコピー)
  • 引っ越しが終わったら、デスクトップに残った仮住まいのアイコン右クリック → 「◯◯を取り出す」(またはゴミ箱にドラッグでも可)
  • 以降は本拠地のアプリを起動
  • 閉じる時は ✕(ウィンドウを閉じる)ではなく ⌘ + Q(アプリごと終了)

執筆こぼれ話

画面に出てきた "犯人" は Codex(OpenAI の AI エージェント)でしたが、本当の原因は Codex 自体ではなく、**引っ越しさせず "仮住まい" のまま使い続けてた**こと。「閉じた ≠ 終了した」と、「仮住まいのままだと空回りしてCPUを食う」を体で覚えた一件でした。ちなみにいまアクティビティモニタを開いたら Codex は 0.3%。今日は静かです🪶

まとめ

ふんわり理解チェック

  • Macが謎の発熱→まずはアクティビティモニタ(⌘ + Space → 「アクティビティモニタ」→ Enter)
  • 「CPU」タブで「%CPU」の文字をクリック→上位のプロセスを疑う
  • ⌘ + Q しても裏で動き続けることがある。特に "仮住まい" のまま使ってるアプリは、書き込みできない場所で空回りしがち
  • 新しいアプリは、まず「アプリケーション」フォルダに引っ越しさせてから使う。仮の場所は取り出す

「終了したはず」なのに動いてる——Mac だと意外とよく起きます。

発熱・ファンうるさい・バッテリー減りが早い、この3つが揃ったら、まずアクティビティモニタで CPU 順を見てみるのがおすすめです🌱

(もっと踏み込むなら アプリってなに?OSってなに? の記事も。OSがアプリをどう動かしてるか分かると、こういう “居残り” の正体もイメージしやすくなります)